人間関係

ご近所付き合いよりも、もっと大切なものがあるということに気付いてください。

前向きに生き隊さん(男性・40代前半)

これは人間、生きていると遭遇する確率が非常に高く、よくニュースでも取り上げられている出来事である。

それは、ご近所付き合いの問題。

ご近所付き合いが良好であるという方もいらっしゃいます。

しかし、一方でご近所付き合いがうまくいっていない、と悩んでいらっしゃる方も多々いらっしゃるのではないでしょうか?

ご近所付き合いでグループができていて、その輪の中に入ることができない。

または、ご近所付き合いのグループには一度は入ってみたけれども、結局うまくいかずハミらされてしまうはめになってしまったなど。

私は、以前までは平和主義で、ご近所付き合いは良好に、そして平和的でなければならない。と思っていました。

私からご近所さんに何かをしたわけでもなく、悪く言った事もありません。

しかし、最終的にご近所さんからハミらされてしまうはめになりました。

最初は人生のどん底に落ちてしまった感じに思え、鬱状態になり、引きこもりになってしまいました。

しかし、最終的に出した私の答えにより、現在はそのような馬鹿げたことで悩んではいません。

私の家族との絆が一層深まり、家族楽しく毎日を過ごせるようになったのである。

ご近所づきあい問題発生の経緯

念願の注文住宅を建てる

私は13年前に注文住宅で、現在の住宅地に一戸建てを建てたのである。

一戸建てを建てた当時は、新興住宅街でしたので、私が建てた土地の周りにはまだ家は一軒も建っていなかったのです。

私が現在の土地に住み始めて、1年後に両隣の建売住宅が建ちました。

2年後には、我が家の前の土地にも建売住宅が建ちました。

両隣の建売住宅の建築最中は、コンクリートミキサー車や、大工さんの釘を打つ音、外構の左官屋さんの音などが騒音となり、私が会社で夜勤をしていた当時、昼間にはその騒音で寝ることができない日も続いたのである。

隣人の入居

そういった中、我が家の両隣、そして前に建売住宅が完成し、販売をされることとなったのである。

私が住み始めて3年後に、我が家の左隣に新しく住人が引越しをしてきました。

その住人が引越しのご挨拶に我が家に来られたのですが、奥さんだけで旦那さんは来られませんでした。

ですので、左隣の旦那さんは顔も見たことが無い状態である。

ある日、左隣の家にエアコンの室外機を設置しに、業者さんが来ていたわけですが、その業者さんに向かって、外で大きな声で怒鳴り声をあげている男性がいたのです。

後日知ったのだが、実は、その男性が左隣の家の旦那さんだったわけである。

非常に気性が荒く、乱暴な感じを受けました。

休日になると、私は外のガレージで洗車をしていたのですが、その時に左隣に住んでいる奥さんとたまたま出会い、軽くご挨拶をし、少しお話をしていました。

最初の印象では、気さくで良い方だなという印象を受けていました。

そして、3か月後に我が家の右隣に新しく住人が引越しをしてきました。

こちらの方は、引越しのご挨拶にご夫婦で来られ、丁寧にご挨拶をされ、とても良い印象を受けました。

外出をする時に、玄関前で私と出会うと、ご挨拶をし、世間話をする仲になり、時には自宅に招いていただいて、お食事を一緒にするなど、信頼ができる間柄になっていきました。

そして次に、我が家の左前の建売住宅に新たに住人が引越しをしてきたのである。

町内の組が違う土地でしたので、ご挨拶はありませんでしたが、我が家の子供と同い年で、しかも男の子同士でしたので、そのご家族とは直ぐに仲良くなり、お家にお邪魔したり、我が家に招いたりする仲になり、親子とも仲の良い間柄になっていきました。

最後に、我が家の右前の建売住宅に新たに住人が引越しをしてきました。

ここも町内の組が違いましたので、ご挨拶はありませんでした。

しかし、自宅の外に出て出会った時には、ご挨拶をする程度でしたが、普通のご近所関係でした。

左隣と右隣の縁

我が家の左隣と右隣の住人は、もともと仕組まれていたようにも思います。

が、旦那さん同士が知り合いで、いきなり仲が良く、外でもよく話をしたり、庭でテーブルを広げ、飲み会をしたり、バーベキューをしたりする仲に直ぐに発展していったのである。

私も右隣の旦那さんに呼んでもらい、左隣の旦那さんと、右隣の旦那さんと、私とで一度だけ庭で飲み会をしたことがあります。

しかし、その場で左隣の旦那さんが私の事を毛嫌いしている様子で、会話は全くありませんでした。

その頃から、左隣の旦那さんは私の事を毛嫌いしていると確信に変わりました。

その後も、左隣のご家族と、右隣のご家族が週一回のペースで、庭でバーベキューを深夜までしていました。

我が家の家族は誘ってもらえなかったのである。

更に左隣と右隣、それに左前と右前の縁

次に、左隣のご家族と、右隣のご家族、左前のご家族と、右前のご家族が仲良くなり、4家族で左前のお家のガレージで、よくバーベキューをされるようになったのである。

私は、その4家族のいる時にちょうど外に出たので、ご挨拶程度に、「バーベキューですか。いいですね。」って何度も声をかけたりしたのですが、全く誘ってもらうこともなく、ハミらされている感が出てきたのである。

それと、少し前までは旅行に行った時などには、お土産を買ってきて、3家族に差し上げたり、そして頂いたりしていたのですが、それも全く無くなりました。

いわゆるお土産飛ばしを受けたのです。

事の発端は、左隣の奥さんがご近所さんに旅行に行ってきた時のお土産を配りに回っているところを、私が自宅の二階からたまたま見ていたのですが、我が家を除いて、他のご家庭にお土産を配っていたのです。

以前までは、我が家にも3家族からお土産を頂いていたのですが、その時からもう我が家にだけお土産を頂くことはありませんでしたので、私が旅行に行った時もお土産は渡さないようにしたのである。

エスカレートし、極め付けが

そして、極め付けが無視をされるようになったのである。

もともと私の事を毛嫌いしていた左隣のご夫婦から、出会っても無視をされるようになり、次に、右前のご夫婦からも無視。次いで、左前のご夫婦からも無視をされるようになったのである。

かろうじて、右隣のご夫婦は微妙ですが、出会っても会釈をする程度です。

原因は何だかさっぱり分かりません。

ここまでくると、もう気分はどん底です。

我が家を除く、4家族のご近所関係がもう出来上がってしまっているわけですから。

仕事から帰ってきても、安心して休養がとれるために購入した一戸建てなのに、自宅でも落ち着くことができなくなってしまいました。

そして、私は鬱状態に落ちてしまったのである。

私の体調に変化が

鬱状態となり、私は少しでもパワーを頂けるために神社やお寺を参ることにしましたが、それでも心理状態は回復をすることがなく、仕方なく心療内科に通うことにしたのである。

その心療内科の担当医から教えてもらった事は、「君子危うきに近寄らず。」である。

これの意味は、人格者は自分のふるまいを慎み、危険なことに関りを持たない。

という意味である。

確かに、無視をしたりする非常識な人とは関りを持たない。

そういう事が、自分自身を守ることに繋がるのだなと思い、このことわざを私の人生に使おうと考え、現在もその教えを守っています。

そして、ご近所付き合いは、ひと昔までは大切だったかもしれません。

しかし、時代の流れとともにそれも無くなり、現代では隣に誰が住んでいるのかさえも知らない状態がごく普通の時代となりました。

ですので、もうご近所付き合いはやめて、出会っても目を合わさないようにしたのである。

職場の上司の言葉が私を回復に

そういった、ご近所さんとの流れを私の会社での直属の上司に相談した結果、その上司は、「ご近所さんとのお付き合いなんていらないです。そんな事で悩んでいる暇があったら、自分の家族と過ごす時間を大切にしてください。」と教えていただいたのである。

確かに、大切にするべきはご近所さんではなく、自分の家族だということに気付かされたのである。

ですので、今現在は私の家族のことを一番に考え、思い、家族と過ごす時間を大切にしています。

ご近所さんとの仲がうまくいっていても、家族の仲がバラバラなら、その方が不幸じゃないですか。

ですので、私は自分の家族を大切にし、毎日楽しく過ごせるようになったのである。