上司からモラハラのターゲットにされた!弁護士が解説するモラハラ相談・訴訟・慰謝料の請求は?

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今回は、職場の上司からモラハラのターゲットにされたので、これを回避し、さらには慰謝料を請求したいという相談になっています。

同じように、信頼していた職場の上司からモラハラの標的にされたので、上司のモラハラ行為をやめさせたい、精神的苦痛を受けたので慰謝料を請求したいという方はいらっしゃいませんか。その法的な対策を花園弁護士が解説いたします。

花園弁護士の上司によるモラハラ相談カウンセリングは!

ご事情はよくわかりました。職場の上司からモラハラのターゲットにされた…これを根本的に解決するために、モラハラ行為を止める手法があります。すでにモラハラによって精神的な苦痛を受けたときには、慰謝料を請求することもできます。

モラハラ行為は本当に存在するのでしょうか?立証する必要性

このような措置を採るためには、なによりもまず「モラハラ行為の存在した事実」を立証しなければなりません。

あなたが受けた上司からのモラハラ行為は、どのような遣り方だったのでしょうか。
その具体的なモラハラ行為を判断するための参考として「上司のモラハラ行為の形態」を解説しておきましょう。

この解説を読み、あなたが受けた「上司のモラハラ行為の形態」は、どれに該当するか判断してみましょう。

想定される上司モラハラのパターンは!

それでは、過去の実情からみて、想定される上司のモラハラ行為の形態を整理しておきましょう。

部下をダメ人間に仕立て上げ、自信を失わせ、自主性を奪ってしまう

上司が管理職の立場・権力を濫用するケースです。

まず、部下をダメ人間のように仕立て上げ、自信を失わせる
部下を自分の道具のように支配し、部下の自主性を無くさせる
さらに、自分が思うように部下を心理的にコントロールする

あなたは部課長からダメ人間扱いされたことはありませんか。
それはモラハラに該当する可能性があります。

部下を孤立させる

上司はモラハラの標的にした部下を矛盾した仕事の割り振りなどで、失敗させ、そのことで同僚から孤立させるケースがあります。孤立させられた部下は、失敗したうえに疎外され、心理的に追い込まれます。ますます、上司の言いなりにならざるをえない悪循環にもつながります。あなたは理不尽なに孤立させられたことはありませんか?

部下を否定し洗脳する

職場でモラハラする上司は、標的にした部下に「お前はほんとにバカ社員だな」「お前ほどのダメ社員はいない」などと暴言を浴びせる例がみられます。あなたは上司からこのような暴言を浴びせられたことはありませんか。
こういう暴言を浴びせてくる上司は、あなたを「洗脳」してしまおうと、企んでいるかもしれません。

モラハラ上司は以外にも、部下を惹きつけるカリスマ性がある

カリスマ性というと良いイメージかもしれませんが、モラハラ上司は、標的とした部下を強引に自分惹きつける例があります。部下からすると一見カリスマ性のある上司のようにも思えます。部下はモラハラのターゲットとされることを気づかずに、「この人についていこう」とある種の洗脳状態に陥ります。この気づかない状態は危険で過労死といった重大なトラブルに繋がりうることを心配しなければなりません。
とした部下を自分に惹きつける傾向あります。その手口は巧妙ですから、部下は自分がモラハラのターゲットとされていることには気がつかない例が多いようです。
こうした上司は外見的にも魅力的だったりします。外見が良いと、言っていることも正しいと人は捉えがちです。モラハラされていることに気づかずに、モラハラの泥にはまり込み、消耗しきっている人はいませんか。

モラハラ上司は嘘までつき部下を騙す

モラハラ上司は、管理職などの地位を濫用し、嘘までつき、部下を騙そうとするケースすらあります。
はじめは部下の信頼を得るようにして友好的に話しかけ、上司としての信頼を勝ち取り、その後モラハラのターゲットするため、変貌するのです。その時には部下は心理的にモラハラ上司にコントロールされる力学が成り立っています。
時としてモラハラ上司の出世の道具として部下は使われかねません。奴隷ともいえる関係になる前に、モラハラ上司から距離をおく方がよいでしょう。

上司のモラハラを相談する・訴える

周りにモラハラを訴える逃避法

上司のモラハラから逃避するためには。法的には「モラハラ行為の差止請求訴訟」を提起することができますが、それ以前に、その実情を職場の周りに知らせてみてはどうでしょうか。

たとえば、係長からモラハラされているときには、これまで解説したようなモラハラの形態を書面に記載して係長の上司にあたる部課長に提出してみてはどうでしょうか。
そうすれば係長としては、自分の上司の指示に従い、あなたに対するモラハラ行為は止むかもしれません。

モラハラ行為の差止請求訴訟を提起!

それでも上司のモラハラ行為が止まないときには、「モラハラ行為の差止請求訴訟」を提起する対処法があります。
ご依頼があれば、訴訟の遂行を受任いたします。
モラハラ行為の事実を立証するため、例の書面を活用しましょう。

慰謝料請求訴訟も提起!

それとともに、上司からモラハラのターゲットにされ、受けた精神的な苦痛による慰謝料を請求する訴訟を提起しましょう。

ご依頼があれば、この訴訟代理も受任いたします。

モラハラの証拠保全を!

上司モラハラの加害者としての係長・部課長に対して、その「違法行為の差止請求」および被害者が精神的な苦痛を受けた慰謝料を請求する訴訟に備えてモラハラの証拠を保全しておく必要があります。

証拠を保全する具体的な方法を要約しておきましょう。

モラハラ行為状況の録音

上司が部下を中傷するような暴言を吐いている形態では、それをボイスレコーダーなどに録音しておきましょう。

日記・メモ

記憶が新しいうちに上司モラハラの状況を詳しく日記に書き込むとか、メモ帳に書き残しておくようお奨めいたします。

専門医の診断書

上司モラハラによって精神的な損害を受けた事実は専門医の診断書によって証明できます。
医師の診断書を準備するには、精神科で専門医の視察を受けることになります。

こうして自分が収取した上司モラハラの関する資料は、纏めて整理しておくようお奨めいたします。

上司モラハラ事件は弁護士に相談!

これまで解説してきた結果として、職場で上司からモラハラされた案件では、その違法行為から逃避するために、周りに訴えるとか、「差止請求訴訟」を提起できるし、部下が受けた精神的苦痛の慰謝料を請求できると判明しました。

ご自分で解決策を選択し、案件の処理は弁護士に依頼するようお奨めいたします。

著者紹介

フジタ
法律事務所勤務を経て、法律研究所を設立。司法試験の受験を指導、多数の合格者を輩出してきた。
法律とともに、心理学の専門家でもある。

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