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このサイトでは、様々な法律相談にカウンセリングしていく花園弁護士のお話を掲載しています。
今回は、「違法な借金取り立てにはどう対処するか」です。
借金取り立ての手順はどのようなステップを踏むのか。
違法な借金取り立てを受けたときにはどう対処すべきか。
花園弁護士がこれらの問題を懇切に解説していきます。
Contents
「違法な借金取り立てにはどう対処するか?」花園弁護士の呼びかけ
多額の借金について、複数の貸主からの取り立てに対処しきれなくなってお困りの方はいらっしゃいませんか。
いらっしゃるようでしたら、このページを最後までご覧なさるようおすすめします。
債権者からの厳しい取り立てに対応するためには、債権者としての貸主が貸金を取り立てる流れをよく知っておくことが大切になります。
まして違法な取り立てと言えるのはどのようなケースかを知る必要があります。
そこでこのページでは、
- 借金取り立ての手順として、貸主が踏むステップを確かめ、
- もし違法な取り立てを受けたときにはどう対処すべきか。
- そもそも違法な取り立てとは、どのような手段によるのか。
- 違法な取り立てから逃れるためにはどうするか。
- 警察に通報するか、弁護士に相談すればどんなメリットがあるか、
という順序で解説していきましょう。
借金事件を弁護士に相談する前の予備知識として、最後までご覧なさるようおすすめします。
適法な借金取り立ての手順はどうか!
金融業界で見られる借金取り立てが適法な手順は次のようになります。
まず初めに「返済の期日が接近していますから、返済の準備をしてください」という、支払いの準備を促す電話がはいってきます。
すでに返済期日が経過しているケースでは「返済の期日が経過していますから、早急にお支払いください」という督促の電話がはいってきます。
それでも返済しないときは、支払いの期日が経過していますから、1週間以内に返済してください、といいう支払いの督促状が自宅に配達されます。
そのまま放置しておくと、「返済要求の通告」が自宅に送達されます。
それでも返済しないときは、債権者が借主の自宅に訪問して督促します。
それでも放置しておくと、内容証明郵便による支払いの督促状が送達されてきます。
最後に、いよいよ債務不履行を理由に返済と損害賠償請求訴訟を提起するという強硬な催告がなされます。
ここまですすめば、借金取り立ての本案訴訟提起の一歩手前といえます。
それでは、返済の督促をしてきた債権者に対して、どう対処すればよいでしょうか。
事実上の催促レベルではなく、法的なレベルによる催告がなされた段階になれば、弁護士に相談するのが賢明でしょう。
財産の差し押さえなど強制執行を回避するためには、早めに法律相談にするようおすすめします。
違法な取り立ての正体は!
これで「適法な借金取り立ての手順」は明らかになりましたが、気になるのは「違法な取り立てとは何か」でしょう。
そこでその正体を確認しておきましょう。
そもそも借金の返済が履行遅滞になっているからといって、どんな方法で取り立ててもよいわけではありません。
金融業者のなかには、お金を借りる人を法律の素人だからと見くびって、威圧的な態度で取り立てを強行する業者もみられるようになりました。
威圧的な取り立ては違法性が高い取り立てでしょう。
そこで違法な取り立ての類型を確認されるようおすすめします。
違法な取り立ての具体例
深夜に突然、借主の自宅に訪問するとか、深夜に電話をかけ続けて取り立て催促をしてきます。
正当な理由もないのに、借主の勤務先とか自宅以外の場所へ呼び出し、取り立てを強行します。
借主の家族とか親族を含めて、債務者以外の人にまで返済を要求するようになってしまいます。
債務者のプライベートに関する内容を第三者に口外して迷惑をかけます。
さらには、ほかの金融機関から借り入れて返済資金を調達するよう迫ってきます。
もっとひどいのは、弁護士から内容証明による警告を受けとったのに、これを無視して、債務者への返済の要求を繰り返してきます。
債務者の自宅を訪問したとき、退去を迫られたのに居座り退去しません。
このような取り立ては、違法な取り立てだと判断して、弁護士に相談して違法な取り立てを阻止しましょう。
違法な取り立てに対処するには!
これで「違法な取り立ての正体」が明らかになりました。
それでは、違法な取り立てを受けたときには、どのように対処すべきでしょうか。
とりあえず警察に通報しましょう。
そのうえで弁護士に相談することが大切といえます。
警察に通報する!
違法な取り立てを受けたときには、まず、警察に通報しましょう。
すると通報を受けた警察は、そのときの状況により住居侵入罪、不退去罪、恐喝罪、強要罪などの容疑で捜査を開始しますから、金融業者から受けていた違法な取り立てはなくなるでしょう。
安心して暮らせるようになります。
違法な取り立ては弁護士に相談しましょう
次に弁護士など法律の専門家に相談して解決を依頼するようおすすめします。
ここまで来れば、弁護士に相談して「債務整理」をする段階といえます。債務整理の依頼を受うけた弁護士は金融業者に対して通知を出してくれます。
業者は弁護士からの通知を受領すると、弁護士にはかなわないと態度を変え、違法な取り立てをしなくなります。
弁護士に依頼しただけで、これだけの効果があがります。
生活スタイルを改善しましょう
これまで解説してきた借金取り立てにかかわる情報を活用して、借金案件の解決を弁護士に依頼して、借金問題を円満に解決し、これまでの生活スタイルを改善しましょう。
あなたが、天空高く両腕を突き上げ、心から気持ちよく過ごせますように。
フジタ
法律事務所勤務を経て、法律研究所を設立。司法試験の受験を指導、多数の合格者を輩出してきた。
法律とともに、心理学の専門家でもある。